こんにちは、まったり投資家のぽるとんです。
数ある投資のなかでも、僕が特にFXにちからを入れる理由は「スワップポイント」があるからです。
今回は、スワップポイントとは何か?またそのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
スワップポイントのメリット
スワップポイントとは、FXで外貨を購入した時にもらえる金利のことです。
例えば、2020年1月現在、米ドルの金利は1.75%なので、
もし1万ドル持っていたら、1年間でもらえる金利は
こうなります。
いま1ドル110円なので、日本円で2万円弱ですね。
スワップポイントは、1年ごとに受け取るわけではなく、毎日少しずつもらえます。
ざっくり計算すると…
つまり、毎日50~55円くらいを利益として受け取れます。
※スワップポイントの額はFX会社により異なります。また、毎日少しずつ変動します。

10年で20万円くらい受け取れるんだね。
さらに、FXではレバレッジが使えるんでしたね。

仮にレバレッジを2倍にした場合、同じ予算で2万ドル購入できるので、
これが毎年スワップポイントとしてもらえます。
つまり100万円ちょっとの予算があれば、10年で40万円も増やせるんです。
そう考えると、日本の銀行にただ眠らせておくのは勿体ないですね。
さらにレバレッジを上げれば、もらえるスワップポイントもどんどん倍増していきます。
ただし、その分ロスカットされるリスクも高くなるので注意しましょう。
各国の政策金利(スワップポイント)
2020年1月現在の主要通貨の金利です。
米国 1.75%
欧州 0.00%
英国 0.75%
カナダ 1.75%
豪州 0.75%
NZ 1.00%
スイス -1.25%
香港 2.00%
南ア 6.25%
中国 4.35%
トルコ 11.25%
ロシア 6.25%
メキシコ 7.25%
ノルウェー 1.50%
トルコリラ、南アフリカランド、人民元、メキシコペソ、ロシアルーブルあたりが特に高いですね。
高金利の通貨はとても魅力的ですが、これらは米ドルやユーロと比べ価格の変動が激しいため、より慎重にタイミングを見極める必要があります。
中~長期投資なら、レバレッジは2倍以下に設定した方が良いでしょう。
安定感でいえば、やはり米ドルが1番おすすめです。
スワップポイントのデメリット
スワップポイントには、ひとつだけ注意すべきデメリットがあります。
それは、外貨の「売り注文」からスタートした場合です。
FXでは日本円で外貨を購入する以外にも、「外貨で日本円を購入」や「外貨で外貨を購入」する取引が可能だと、以前の記事でお伝えしました。
FXの基本と仕組みを「かんたん」に解説|外貨預金とは何が違うの?
日本円で外貨を購入するとスワップポイントがもらえましたが、逆に外貨で日本円を購入する際は、スワップポイントを支払わなければなりません。
つまり、1万ドルを売って日本円を購入すると、1年間で175ドルが口座から引かれてしまうのです。

さっきの逆になるんだね。
長期で保有するほどお金がどんどん減っていくので、基本的に売り注文から入るのはおすすめしません。
例外として、ドルが下がりそうな時に短期的に売り注文をするのはアリですが、もし予想が外れると身動きが取りづらくなってしまいます。
ちなみに、外貨同士をトレードする場合は金利差を計算する必要があります。
【豪ドル売り/米ドル買いの場合】
= 1.75%-0.75% = 1.00%
購入する米ドルの金利の方が1%高いので、1%のスワップポイントを受け取ることができます。
逆に、金利の低い通貨を買うとスワップポイントを支払う必要があります。
※同じ通貨ペアでも、受け取る時と支払う時でスワップポイントの額が少し異なります。「日本円→米ドル:毎日50円もらえる」、「米ドル→日本円:毎日52円支払う」など。
デイトレードでは関係ない
スワップポイントは毎日もらえると言いましたが、正確には午前7時頃に付与されます(土日・祝日分はまとめて付与)
そのため、基本的に日をまたがずに取引を決済するデイトレード(短期売買)では、スワップポイントが受け取れません。
逆に支払う必要もないため、外貨売りの注文から入っても問題ありません。
ただし、FXの取引にはスプレッドと呼ばれる手数料がかかります。
また、金利も受け取れないため、単純に為替チャートとの勝負になります。
為替相場の動きを読めればデイトレードは最強ですが、初心者には難しいテクニックです。
最初の内は中~長期トレードで、金利のうまみを最大限に活かすのが「負けない投資」のコツです。
- スワップは毎日もらえる
- 国によって金利がちがう
- より低い金利の通貨を買うと、スワップが毎日引かれる

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